半﨑美子のハンザキラジオ

半﨑美子のハンザキラジオ

2025年2月2日(日)放送レポート

前回は福岡のホテルで収録、今回は札幌のホテルで収録したそうです。福岡県→北海道へ飛んできて、札幌の母校 拓北小学校→南幌小学校→札幌第一高校へ。

―「地球へ」特別授業で福岡県糸島市前原南小学校へ。

半﨑さん「小学5年生と6年生280名の「地球へ」の合唱。豊かな歌声でした。「地球へ」は5年生の教科書に今現在掲載されていますけれど、教科書に載っていない6年生も一緒に声を合わせてくれて、きらめく歌を届けてくれました。いつもこの特別授業は大体、校長先生もしくは先生方からご依頼をいただくことがほとんどなんですけど、今回PTAの方からご依頼をいただいて、その方の思いが地域の方たちや学校全体に伝播して、それで子供たちとのあの尊い時間を過ごせたんです。最後に子供たちによる手作りのお花のアーチで見送っていただきました。何往復もしたかったぐらい感激しました。糸島の自然豊かな場所で育った子供たちは、生き物としての地球をよく見ていると感じました。そこでしか磨かれない感性があると。」

ちなみに「スリッパ事件」(詳しくはバックナンバー2024年10/13放送分2025年1/26放送分をご覧ください)のその後。➡「上履きを持参するようにしましたので、これでもうスリッパを履いたまま帰ることも防げますし、感動して足の感覚がなくなろうと問題ありません」だそうです笑

―続いては母校 札幌市立拓北小学校へ。

半﨑さん「私が卒業したのは、いにしえの頃30年以上前です笑。その学び舎に歌手として講師として再び帰ってくることができたこと、その感慨。校舎の色とか教室とか新しくなっているところも多々ありましたけれども、教室の窓から見えるナナカマドとか、玄関の古時計。当時と変わらない風景もあって。何より私の歌が掲載されている教科書を小さな後輩たちが使ってそして歌ってくれてるんですよ。教科書に掲載していただいているのは、2番が掲載されていないショートバージョンなんです。スペースの都合上もあって。皆さんいつもその教科書で練習してくれているんですけれど、子供たちに“2番も知ってるよ歌えるよ”って言ってもらって。嬉しいですよね。2番の歌詞で“春も夏も秋も冬も 朝も昼も夜も 全て同時に引き受けて耐えていないですか”っていう歌詞があるんですけど、この歌詞に何を感じる?って聞いたら、ハイって手を挙げてくれて、“日本が朝のときはニューヨークは夜。日本が夏のときオーストラリアは冬。そうやって地球は春も夏も秋も冬も朝も昼も夜も全部同時に引き受けてくれている。だから耐えていないですか大丈夫ですか”って、その歌詞の意味を理解してくれてたんですよ。そんなふうに理解を深めながら歌ってくれているというありがたさ。60名全員、教科書にサインを書かせていただいたんですけれど、同じ道のりを通って同じ風景を見て育まれるもの。年齢は違ってもなんだか同士のような気持ちでエールを込めて書かせていただきました」

―半﨑さんとも親交の深かった森永卓郎さんがお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。

半﨑さん「森永卓郎さんが「サクラ~卒業できなかった君へ~」を歌ってくれたんです。たった2週間前にステージで。その歌声には特別なものが宿っていて命そのものでした。体温を感じられる美しい歌声でした。歌の源流に触れた気がしました。ニッポン放送でいつも一緒に番組を担当されている垣花さんのご著書「人は出会いが100%」その発売記念イベントで、お二人の音楽ユニット ホワイトバタフライズとして、最後にこの歌をご自身のギターそして息子さんのギターサポートで歌ってくださって、会場でも皆さん涙されていました。一昨年の年末にがんのステージⅣであることを発表されて、もしかしたら次の桜は見られないかもしれないという診断を受けて、次の桜を見ることを目標に生き抜いて、見事に去年桜を見た森永さん。そんな思いも重ねてこの歌を歌ってくださいました。ラジオのチームスタッフの方々、奥様を始めとするご家族の皆様、リスナーの皆様に深く愛されている森永さんをあの日のイベントで見ることができてずっと胸が熱かったです。終演後ご挨拶をさせていただいたときも、金王八幡宮で健康祈願したお守りを渡しさせていただいたんですけれど、座ったままでいいのにわざわざ立ち上がってくださって、壁に手をついて。立つどころか座っているのもやっとだったと思うんです。痛みも極限を超えていただろうことは想像できるのだけど、そんな様子を微塵も見せずに、そうやって前日までラジオでメッセージを残し、本を書き続け、社会を憂いながらも、より良い未来のために発信し続けてくださった。そして常にできる限り自由に生きるということを使命のように全うされていた。本当の意味で自由に生きるってとっても難しいことで、人ってここまで貫けるんだってそう思いました。森永さんのように小さな声や声なき声を聞ける受け取れる人でありたいと。垣花さんがラジオの中で、それぞれの人たちの心の中に森永さんがいる、いつも心にモリタクをっていう合言葉でもって、森永さんへの感謝はこれからもずっと続いていく、ってお話してらっしゃいました。本当に多くのリスナーさんからの愛に溢れたメッセージ。そして森永さんがこれまで交流されてきた方々、長年ともに歩んでこられたラジオチームの皆様方の、追悼の言葉というよりも愛の告白のようなメッセージがラジオの中に満ち満ちていて、きっと森永さんはこんな愛すべき人たちに囲まれていたから、這ってでもラジオに来て、夜なべしてでも本を書き上げていたんだろうなと、そう思いました。今年、桜を見ることができたら、私も皆さんもきっと真っ先に森永さん思うであろうと思います。そして一緒に感謝の気持ちとともに想いを送りたい。それぞれの場所から…」

<コンサート情報>
2/8(土)長野県・半﨑美子ピアノライブin八ヶ岳
3/16(日)宮城県・心の復興コンサート 半﨑美子with仙台フィルメンバーズfeat.渡辺真知子
3/22(土)石川県・半﨑美子~明日を拓くコンサート2025
3/30(日)札幌市・めざましクラシックスin札幌

<「半﨑美子コンサートツアー2025~地球へ~」>
3/13(木)大阪ザ・シンフォニーホール
3/14(金)神戸国際会館こくさいホール
5/18(日)函館市民会館
5/20(火)室ガス文化センター(室蘭市文化センター)
5/21(水)札幌カナモトホール(札幌市民ホール)
6/13(金)東京文京シビックホール 大ホール
8/27(水)名古屋Niterra日本特殊陶業市民会館フォレストホール
9/25(木)長崎アルカスSASEBO大ホール

ON AIR曲
M1「途」/半﨑美子
M2「サクラ~卒業できなかった君へ~」/半﨑美子(半﨑美子 コンサートツアー 〜「人生案内」と私〜@よみうり大手町ホールでのライブ音源)

♪私の〇〇(ホニャララ)

毎週テーマを設けてメッセージを募集します。〇〇にはその時々の言葉が入ります。
例えば「私の天然なところ」とか「私の恥ずかしい過去」などなど。なんとそれを五十音順にやっていきます!

「突撃ハンザキ」・「あなたのうた弁」・「朗読コーナー」にもメッセージお待ちしています!

X公式アカウント:@hanzaki_1287

あなたからのメッセージ・リクエスト大募集中です!

はがき:〒060-8501 HBCラジオ「ハンザキラジオ」

メール:han@hbc.co.jp

FAX:011-232-1287

いつもたくさんのお便り、ありがとうございます。番組でご紹介できるのはその一部なのですが、半﨑さんはすべてに目を通しておりますので、あなたの想いを、これからもぜひ半﨑さんに伝えてください。

北海道出身のシンガーソングライター。大学在学中に音楽に目覚め、中退し上京。パン屋さんに住み込みで働きながら曲を書き続け、一度も事務所やレーベルに所属することなく個人で全国のショッピングモールを回り、歌を届けた。そこで出会った人々の人生に触れ、涙に触れて生まれた歌は数々のメディアに取り上げられ、「ショッピングモールの歌姫」と話題に。17年の下積みを経て2017年4月にメジャーデビュー。NHK みんなのうた「お弁当はこのうた~あなたへのお手紙~」や「サクラ~卒業できなかった君へ~」を収録した「うた弁」がロングヒット。同年11月、第50回日本有線大賞新人賞を受賞。2018年、MBS/TBS「情熱大陸」で半﨑美子の生き方や学校訪問の様子が放送され反響を呼ぶ。同年11月には東京国際フォーラムホールAでの集大成コンサートを成功させた。天童よしみさんへの楽曲提供で話題となった「大阪恋時雨」、北海道初の公立夜間中学校の校歌制作や、「明日への序奏」・「地球へ」が教育芸術社より発売の、小・中学生の音楽教材に掲載されるなど、楽曲提供や学校公演など活動は多岐にわたる。2023年8月「うた弁4 you 」を発売。長年の夢が叶い、小学校の音楽の教科書に「地球へ」の掲載が決定した。

半﨑美子オフィシャルWEB:https://hanzakiyoshiko.com/