-第702回番組審議会-
開催日時
2024年11月12日(火)15:34~16:42
開催場所
北海道放送 役員会議室
出席の状況
委員総数 8名/出席委員の数 8名
出席委員の氏名 | 委員長:菅原 亜都子 副委員長:大﨑 雄樹 委員:佐々木 啓 委員:河治 和香 委員:世永 茂 委員:三上 直子 委員:佐々木 学 委員:村山 和佳子 |
会社側の出席 | 勝田 直樹 代表取締役社長 土門 哲也 常務取締役 清水 收 取締役 滝沢 淳一 メディア戦略局長 山岡 英二 コンテンツ制作センター局長 藤枝 孝文 コンテンツ制作センター局長 田村 隆行 オーディオビジネス局長 牧野 秀章 コンプライアンス室長 吉田 智彦 メディア戦略局編成部長 磯田 雄大 コンテンツ制作センター報道部長 杉田 和俊 コンテンツ制作センター情報制作部長 加藤 雅章 コンテンツ制作センターアナウンス部長 原島 崇 オーディオビジネス局編成制作部長 山根 恒 番組プロデューサー 杉本 岳洋 番組ディレクター 吉田 隆志 番組審議会事務局長 |
審議会の様子
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議題
・テレビ番組「帆をあげろ!~高田屋嘉兵衛 北前船で函館にやって来た男~」(10月20日放送)
議事の概要
月次報告
編成部(テレビ番組関連)
視聴率、11月の主な単発番組
報道部(報道番組関連)
衆議院選挙開票特別番組、「JNN月間賞」受賞
編成制作部(ラジオ番組関連)
聴取率調査、有料配信、主なイベント
議題番組に関する委員の主な発言
- 高田屋嘉兵衛の生涯や函館の歴史において果たした役割がコンパクトにまとまっていて面白かった。長い番組だとそれだけで見る気が失せることがあるが、30分という時間がちょうどよかった。あらためて歴史を学び直したいと思った。
- 名前は聞いたことがあるが功績については正直詳しくない人物について、番組で初めて知ることができて大変勉強になった。淡路島の取材は人柄を知る上で勘所を押さえていたと思うし、特に「皆人ぞ」という言葉には感銘を受けた。
- 嘉兵衛が成し遂げた功績を現代に引き付けて描いていたのがよかった。北海道にとって隣人であるロシアとの関係を再認識することにもなったが、現在の好ましくない状況にまで踏み込めていればもっと見応えがある番組になったと思う。
- 嘉兵衛が立身出世するエピソードや、ゴロヴニン事件を解決に導いた手法などをもっと掘り下げて欲しいと思ったが、視聴者にもっと知りたいと思わせた時点でこの番組はすでに成功しているとも言えるのではないか。
- 可もなく不可もなくと言ったら失礼だが、見始めたら最後まで見てしまう番組だった。司馬遼太郎の嘉兵衛像を歴史的に検証するというアプローチもあり得たと思うが、あまり堅いことを言わずに見てもらおうというスタンスと理解した。
- 函館放送局がプロデュースするシリーズということで、地域の特徴を生かした番組作りは独自性があって面白い。あまり知識がない視聴者にとって非常に見やすい内容だったが、終盤に入るCMが流れを切ってしまった気がして残念だった。
- 30分という短い時間にこれだけの内容をよく分かりやすくまとめたと感心した。ただ最後の部分はメッセージがストレート過ぎてやや陳腐に感じた。ドラマの中で主人公が「人には親切にしよう」と言ったら薄っぺらなものになる。
- 過去と現代がつながる構成で、難しい歴史番組になっていないところがよかった。最後の部分の現代の函館の社会課題を提示するところは少し唐突には感じたが、経営者哲学や経営者倫理を紹介する経済番組のようで面白かった。