番組審議会だより

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-第699回番組審議会-

開催日時

2024年7月23日(火)15:30~16:54

開催場所

北海道放送 役員会議室

出席の状況

委員総数 8名/出席委員の数 8名

出席委員の氏名 委員長:菅原 亜都子
副委員長:大﨑 雄樹
委員:佐々木 啓
委員:河治 和香
委員:世永 茂
委員:三上 直子
委員:佐々木 学
委員:村山 和佳子
会社側の出席 勝田 直樹 代表取締役社長
土門 哲也 常務取締役
清水 收 取締役
滝沢 淳一 メディア戦略局長
山岡 英二 コンテンツ制作センター局長
藤枝 孝文 コンテンツ制作センター局長
田村 隆行 オーディオビジネス局長
吉田 隆志 コンプライアンス室長(兼 番組審議会事務局長)
メディア戦略局 吉田 智彦 編成部長
コンテンツ制作センター 磯田 雄大 報道部長
コンテンツ制作センター 牧野 秀章 アナウンス部長
オーディオビジネス局 原島 崇 編成制作部長
コンテンツ制作センター 伊藤 凜 番組担当記者

審議会の様子

番組審議会の様子(写真)

議題

・ラジオ番組「託せぬ命~北海道の赤ちゃんポスト開設から2年~」(5月18日放送)

議事の概要

月次報告

編成部(テレビ番組関連)

視聴率、7月の主な単発番組

報道部(報道番組関連)

民間放送連盟賞およびJNN調査報道コンクール審査状況

編成制作部(ラジオ番組関連)

有料配信番組、ビデオリサーチ聴取率調査実施予定

議題番組に関する委員の主な発言

  • 匿名性を守りたい女性が取材対象なので、ラジオ報道にふさわしいテーマだった。解決策は示されておらず、どうしたら苦しんでいる母親を助けられるのか、リスナー自身にも考えてもらいたいという制作者側の気持ちが伝わってきた。
  • 命を救うということについて、深く考えさせられる内容だった。テレビだと様々な情報が目から入ってくるが、ラジオは発せられる言葉の重さや裏にある感情が伝わってきて、デリケートな問題を取り上げるのに適した媒体だと感じた。
  • 社会問題を取り上げた意義ある取り組みで、内密出産を望んでいる女性が少なくないことが分かった。ただ、問題提起の番組の放送時間がなぜ日曜深夜なのか。匿名性は理解するが、いろいろな人に見てもらえるテレビの方がいいのでは。
  • 行政や医療機関との連携がなぜうまくいかなかったのか、分かりやすかった。番組を作る上では視点をどこに置くのかがとても大事になると思うが、行政側にもどかしい気持ちになる部分があり、視点が少しだけ偏っているように感じた。
  • 行政側に問題があると捉えていたと思うが、別の観点からの重要性も感じている。根源的なレベルの生命観、具体的には学校の性教育の扱いなどともつながっていて、そういった視点からの追求があってもよかったのではないか。
  • 番組の構図としては、どうしても行政との隔たりがクローズアップされるが、裁量範囲を超える質問をされた行政の職員はどうしてもお役所的な対応にならざるを得ず、少しかわいそうな作りではあった。
  • 30分という短時間ですべての論点を網羅するのは難しかったと思うが、行政の対応について、地方自治体が主体となることにもハードルがあり、国全体の法整備の必要性などの課題についての整理があってもよかったのではないか。
  • オンデマンドなど必要な人がこの音声データにアクセスできるタッチポイントがあると大きな価値を生むのではないか。行政に批判的で開設者に寄り添うスタンスをあまり耳にしてこなかったので、番組のメッセージは貴重だと感じた。