-第697回番組審議会-
開催日時
2024年5月28日(火)15:31~16:36
開催場所
北海道放送 役員会議室
出席の状況
委員総数 8名/出席委員の数 8名
出席委員の氏名 | 委員長:菅原 亜都子 副委員長:大﨑 雄樹 委員:佐々木 啓 委員:河治 和香 委員:世永 茂(文書出席) 委員:三上 直子(文書出席) 委員:佐々木 学 委員:村山 和佳子 |
会社側の出席 | 勝田 直樹 代表取締役社長 伊藤 弘二 常務取締役 土門 哲也 常務取締役 小玉 満 オーディオビジネス局長 長嶋 潤二 メディア戦略局長 山岡 英二 コンテンツ制作センター局長 藤枝 孝文 コンテンツ制作センター局長 吉田 隆志 コンプライアンス室長 |
メディア戦略局 | 吉田 智彦 編成部長 |
コンテンツ制作センター | 牧野 秀章 アナウンス部長 |
コンテンツ制作センター | 磯田 雄大 報道部長 |
オーディオビジネス局 | 田村 隆行 編成制作部長 |
コンテンツ制作センター | 杉田 和俊 情報制作部長 |
コンテンツ制作センター | 栗山 亘 番組プロデューサー |
コンプライアンス室 | 市川 弘之 番組審議会事務局長 |
審議会の様子
議題
・テレビ番組「あぐり王国JAPAN」 (2024年3月24日放送)
議事の概要
月次報告
編成部(テレビ番組関連)
視聴率、5月の主な単発番組
報道部(報道番組関連)
ドキュメンタリー番組の放送について
編成業務部(ラジオ番組関連)
イベント、有料配信
議題審議
議題番組に関する委員の主な発言
- 生産者の「出荷されるまでは牛は生き物で、それまで情熱をかけて育てる」という言葉が特に印象的。実際に農業の道を選んだ子いると聞くが、番組が参加したこどもたちや見たこどもたちに、農業に関心をもつきっかけとなって、次の世代にも繋がれば良いなと感じた。
- 北海道を離れて鹿児島の畜産を取り上げたが、北海道の畜産とも共通していてテーマ選びは良い。日本全国どこでも1次産業の現場が地域を支えているわけで、未来の地域を担う子供たちが地元に誇りを持つきっかけとなる良い番組であり、次回があれば、北海道にない農作物を取り上げるのも面白いだろう。
- 改めて生き物をいただいていることを認識させられ、ステーキやせいろ蒸しはおいしそうで、あぐりっ子隊の子どもたちも表情豊かでかわいらしい。そのうえで、一般的な畜産の話だけでなく鹿児島黒牛について、他のブランド牛との違いや飼育の工夫など、ブランド確立の努力がもっと説明されていると良かった。
- 命を頂いていることに感謝して「いただきます」ということが大切である、といったニュアンスで番組はまとめられていたと思うが、今後、動物に対する倫理的態度といった議論がかまびすしくなり、「いただきます」だけではすまず、それなりの配慮が必要になると思われることは指摘しておきたい。
- 映像として牛を大切に育てるシーンが少なく、鹿児島クイズパートなどに時間を割く意図がわからない。映像が少なく、和牛の一生が表形式による淡白な説明のみなので、最後の和牛を食べるパートで番組が伝えたかったであろう、生まれてきた命に感謝していただくというコンセプトがやや短絡的に感じた。
- 家族向けの30分番組で、どんな情報をどこまで盛り込むかという編集は難しかったと思う。子供たちへの食育の面では畜産をコンパクトにまとめて伝えているが生産者側の情報は物足りない、と思っていたところ最後に「情報はWEBでも公開」とあり、ならば画面にQRコードを出しておくなど工夫もあったのでは。
- 北海道の素牛農家から行った牛かと思って見ていたがそうではなかった。北海道の番組がわざわざ鹿児島の牛を取り上げることの説明がもう少しあっても良く、和牛といっても地域によって具体的にどう違うのか意外と知られていないのではないかと思うので、それが鹿児島の牛の魅力を伝えることに繋がるのではないか。
- 森崎さんやスタッフが、専門家ではないながら番組でいろんな農家を訪ねて来た蓄積が画面から感じられ、今回取材先の鹿児島の酪農家もそれを感じ取っていたのではないか。北海道の話が出てこなかったのは残念だが、道内局制作の番組をこのように全国に展開するのは、北海道の価値を高めることにつながると思う。