番組審議会だより

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-第696回番組審議会-

開催日時

2024年4月23日(火)15:29~16:44

開催場所

北海道放送 役員会議室

出席の状況

委員総数 8名/出席委員の数 8名

出席委員の氏名 委員長:菅原 亜都子
副委員長:大﨑 雄樹
委員:佐々木 啓
委員:河治 和香(文書出席)
委員:世永 茂
委員:三上 直子
委員:佐々木 学
委員:村山 和佳子
会社側の出席 勝田 直樹 代表取締役社長
伊藤 弘二 常務取締役
土門 哲也 常務取締役
小玉 満 オーディオビジネス局長
長嶋 潤二 メディア戦略局長
山岡 英二 コンテンツ制作センター局長
藤枝 孝文 コンテンツ制作センター局長
吉田 隆志 コンプライアンス室長
メディア戦略局 吉田 智彦 編成部長
コンテンツ制作センター 牧野 秀章 アナウンス部長
コンテンツ制作センター 磯田 雄大 報道部長
オーディオビジネス局 田村 隆行 編成制作部長
コンテンツ制作センター 杉田 和俊 情報制作部長
コンテンツ制作センター 山田 文裕 番組プロデューサー
コンテンツ制作センター 岡尾 日香莉 番組チーフプロデューサー
コンプライアンス室 市川 弘之 番組審議会事務局長

審議会の様子

番組審議会の様子(写真)

議題

・委員長及び副委員長選出

・テレビ番組「全国ボロいい宿~なぜ人気?バナナマンが大調査~」 (2024年2月18日放送)

議事の概要

月次報告

編成部(テレビ番組関連)

視聴率、4月の主な単発番組

報道部(報道番組関連)

報道部・山﨑裕侍デスク「芸術選奨 放送部門 文部科学大臣賞」受賞

編成業務部(ラジオ番組関連)

2024ナイターイン編成、特別番組、イベント

議題審議

①委員長及び副委員長選出
  • 菅原亜都子副委員長を委員長に、大﨑雄樹委員を副委員長に選出した。
②テレビ番組「全国ボロいい宿~なぜ人気?バナナマンが大調査~」

議題番組に関する委員の主な発言

  • 旅行好きで旅番組はよく見るが、この番組でまた新たな知見、いい宿に共通するものを何点か得たと思うし、視聴者もたぶん感じたところだろう。また、スタジオパートはバナナマンの2人のコメントが柔らかくて良く、他の出演者、ロケリポーターの皆さんとの掛け合いが非常に楽しめた。
  • 単なる宿の紹介ではなく、宿主の生き様まで見せるところがこの番組の良さになるだろうが、バナナマンの日村さんは相手の話をうまく引き出し、コメントにも説得力があった。いっぽう、アイドル2組のパートはフレッシュで好感は持てるけれど、その点で日村さんに比べ少々物足りなさを覚えた。
  • 宿泊を体験した若い2組のパートは翌日の内容が余りなく、一泊してみてどんな感想?という物足りなさが残る。また、2人が同じ宿に泊まるという体験をしているのに2人が同じようなリアクションになってしまっており、せっかく2人組が体験するのなら全く違うタイプの2人の方が面白いのではないか。
  • ベテラン出演者は我々には安定感があるが、若いリポーターの優しいコミュニケーションも若い世代には自然なのでどんどん登用すると良い。その点、スタジオパートで若い女性出演者がお父さんとの旅行について語ったのに関し、ベテランが発したハラスメント的なコメントは、編集で残すべきではなかったと思う。
  • 豪華、おしゃれを見せつけるテレビの一般的な旅番組と真逆で攻めた視点は面白く、有名な観光地からは外れた日本の田舎、地方に目を向ける、その視点も大事かなと思った。番組は宿主の人間ドキュメンタリーという面もあり、旅人にとっては宿主との語らいが貴重な思い出となるのだろうなと感じた。
  • 旅には人それぞれにコンセプトがあり、業界も新しい分野の掘り起こしに躍起だと聞くが、番組はそういった新ジャンルの1つを狙ったものか。リアルな少々のボロさ、手軽に楽しめる自然、ちょっとの癒やしにはもってこい、といった宿を3軒紹介していたが、「ボロいい」にもグラデーションがあるなと感じた。
  • 個性的でワケありそうな経営者さんの話は、好奇心は沸くものの全面的に共感できるわけでもなく、自分の旅のスタイルとも異なる。若いリポーターの大げさな反応にも違和感があり、番組は高視聴率だったと聞いたが、田舎の、かなり不便な「ボロい宿」に、それほど多くの人が興味を持つのかがむしろ興味深かった。
  • ボロボロな宿とか、自然体験みたいな旅には今まで関心を持たずに来ていたが、1度泊まってみるのも面白いかもと思うようになった。バラエティーの視聴者はながら視聴かなと思うので、多少大げさなリアクションやテロップも、ながら視聴派からすると目を引き付けてくれてありがたいと感じている。