-第693回番組審議会-
開催日時
2023年12月5日(火)16:00~17:45
開催場所
北海道放送 役員会議室
出席の状況
委員総数 8名/出席委員の数 8名
出席委員の氏名 | 委員長:田尻 忠三 副委員長:安部 真弥 委員:菅原 亜都子 委員:佐々木 啓 委員:河治 和香 委員:伴野 昭人 委員:大﨑 雄樹 委員:世永 茂 |
会社側の出席 | 勝田 直樹 代表取締役社長 伊藤 弘二 常務取締役 土門 哲也 常務取締役 小玉 満 オーディオビジネス局長 長嶋 潤二 メディア戦略局長 山岡 英二 報道・デジタル編集・スポーツ担当局長 藤枝 孝文 情報制作担当局長 吉田 隆志 コンプライアンス室長 |
メディア戦略局 | 吉田 智彦 編成部長 |
メディア戦略局 | 牧野 秀章 アナウンス部長 |
コンテンツ制作センター | 磯田 雄大 報道部長 |
オーディオビジネス局 | 田村 隆行 編成制作部長 |
コンプライアンス室 | 市川 弘之 番組審議会事務局長 |
審議会の様子
議題
「北海道放送放送基準一部変更について」
「2023年 HBCテレビ・ラジオの放送全般について」
議事の概要
月次報告
編成部(テレビ番組関連)
視聴率、12月の主な単発番組
報道部(報道番組関連)
映画「ヤジと民主主義 劇場拡大版」12月9日に劇場公開、北海道映像コンクールでHBC番組が優秀賞、今日ドキッ!「もんすけ調査隊」の企画を特別番組に
編成制作部(ラジオ番組関連)
イベント、年末年始編成(12月28日~1月3日)
議題審議
①「北海道放送放送基準一部変更について」
- 諮問された改定案に関し「妥当である」旨答申した。
②「2023年 HBCテレビ・ラジオの放送全般について」
委員の主な発言
- 3年連続で審議対象となった「ボロいい宿」は、年々内容がブラッシュアップされているように感じた。シリーズ化されている番組の変化進化が感じられて、同じ番組を3回審議したことに大きな意味を感じたいっぽう、バラエティー番組は見るに楽しいものの審議委員として意見を述べることは難しく、勉強になった。
- ネット動画をよく見るようになり、審議会で取り上げられる番組も審議でもなければ存在を知らなかったと思う。日常ではニュース番組くらいしか見ないが、コメンテーターに関して、この人がこの問題についてコメントできるのかという感想を持つことが時々あり、日本ではニュースがバラエティー化していると思う。
- スマホで見るような、画面を構成するのに小さなものばかりを撮っていると、画面がスカスカでもそのことに気づけない映像作家が多くなる。登場人物がただしゃべっているだけで、その代わりに声を荒らげたり音楽を多用したりとなるが、テレビには大きな画面に堪えられる、細部にまで気を配った映像作りを望みたい。
- 今年の審議番組の中では「斜里ねぷた」と「閉じ込められた女性たち」が記憶に残ったが、特に孤立出産の問題に関しては、親の環境に関わらず子育ては国策で以てすべて面倒をみますよとでもしない限り、孤立した人にはなかなか支援が行き渡らないのかなといったことも考えさせられた。
- 道内の放送局として、北海道の魅力を伝えるような番組を今後も作り続けて欲しいが、特に、北海道は1次産業が盛んで食の自給率が高いがエネルギーの自給率も高く、再生可能エネルギーの宝庫となっている。産官学でエネルギーの地産地消を図っているが、機運の盛り上がりに向けて放送には協力して欲しい。
- ジェンダー役割の固定に関して放送の影響力は強く、それが今なお職業選択や経済格差につながっている。その構図を壊していくには、取材やOA上でたまたまそうなったではなく、意図を持って変えていくことをぜひお願いしたいと思っているが、その点でTBSの「NEWS23」の見せ方には好感を持っている。
- ネット環境が進み、ただでさえテレビ自体を見なくなっているなか、今や地方放送局はキー局の番組を流せばいいという時代ではないと思うので、ローカルゾーンの狭さ、自社制作の少なさを危惧する。HBCの強みである他局との違いを前面に出す、そしてローカル性を出すという番組作りを期待したい。
- ジャニーズの問題に関し、TBSが報告書をまとめ、放送でも一応の検証をしていたが、HBCが会議などを通じて意見を述べる機会はあったのだろうか。道内視聴者にとっては、TBSによる制作であっても放送はHBCでやっている、という意識だと思うので、HBCがこの問題をどう捉えているのか聞きたい。