-第686回番組審議会-
開催日時
2023年4月18日(火)15:33~17:09
開催場所
北海道放送 AB会議室
出席の状況
委員総数 8名/出席委員の数 8名
出席委員の氏名 | 委員長:田尻 忠三 副委員長:安部 真弥 委員:原田 憲朗 委員:菅原 亜都子 委員:佐々木 啓 委員:河治 和香 委員:伴野 昭人 委員:大﨑 雄樹 |
会社側の出席 | 勝田 直樹 代表取締役社長 伊藤 弘二 常務取締役 土門 哲也 常務取締役 小玉 満 オーディオビジネス局長 長嶋 潤二 メディア戦略局長 羽二 生渉 報道・スポーツ担当局長 吉田 隆志 コンプライアンス室長 |
メディア戦略局 | 吉田 智彦 編成部長 |
コンテンツ制作センター | 磯田 雄大 報道部長 |
オーディオビジネス局 | 田村 隆行 編成制作部長 |
コンテンツ制作センター | 栗山 亘 番組プロデューサー |
コンプライアンス室 | 市川 弘之 番組審議会事務局長 |
審議会の様子
議題
テレビ番組「あぐり王国北海道NEXT」(3月18日・25日放送)
議事の概要
委員長選任
田尻忠三委員を委員長に選任した
月次報告
編成部(テレビ番組関連)
視聴率、3月の主な単発番組、放送番組種別
報道部(報道番組関連)
統一地方選挙、TBSドキュメンタリー映画祭札幌開催、 TBS「解放区」でドキュメンタリー放送
編成制作部(ラジオ番組関連)
イベント、ファイターズ中継
委員の主な発言
- 700回記念ということでの沖縄ロケ、北海道農業の価値を外の視点で見つめ直すのは意義がある企画だと思う。食べ物が美味しく自然豊かな北海道というふうにイメージが消費されるのもいいが、ではこの自然や食料をどうやって守っていくか、SDGsとも絡めながら、そういった情報発信もHBCには期待する。
- 2週にわたる番組で、前編は北海道の農産物が遠い沖縄で人気という紹介、後編は逆に沖縄の食文化に絞っての紹介と、テーマを絞った作りで面白く見させてもらった。沖縄ではお米が贈答品という文化には驚いたが、そこで道産米が高級ランクに扱われていること、最近まで道外で長く生活していた自分も大いに納得。
- 砂糖の話は、前編で黒糖を隠し味に使ったスープカレーを提示して見せ、後編で黒糖生産について栽培から収穫、製糖工場を見せて、構成が上手く整えられていた。ただ、生産量への言及が言葉足らずなので北海道と同じくらいかと誤解する恐れはあるし、ビートからの砂糖生産も対比的に見せると面白いと感じた。
- 限られた時間の中で何を伝えるか、番組の主な視聴者層も考え合わせねばならないだろうが、例えば沖縄のサトウキビ栽培と道内のビート生産の対比の中で、ともに生産者の高齢化に悩んで作付面積が減っていることや、以前は北海道から援農隊が訪れていたことなど、情報の中に若干の問題性を入れる試みも欲しい。
- 沖縄では米が贈答品として珍重されるというのは驚きで、知的好奇心も満足させられる番組だと思った。いっぽう、番組に限らず雑誌でも同様だが、視聴者プレゼントで出題されるクイズは誰が考えても答えのわかるような単純な問題なのは、たくさんの人に応募してもらうためとは思うけれども気になる。
- 沖縄のスーパーの棚に多くの道産農産物が並んでいる映像のインパクトは大きく、わかりやすくてテレビ番組ならではだなと思った。子供に見てもらって勉強してもらう番組なのだとしたら、我が家の場合は土曜の夕方だと家族で出かけていることが多く、午前中の放送であったほうが一緒に見られると思う。
- 北海道と沖縄との関係と言えば昆布くらいしか思いつかない自分にとって新鮮で見応えがあったし、テロップの使用も過剰でなく、好感が持てた。沖縄のスーパーに道産品が多く並ぶ事情は、道産品フェアが全国で行われているので、恒常的なのかたまたまそのときだったのか伝わらなかったのではないか。
- 改めて北海道の農業の価値、重要性を実感させられ、北海道の農産物はもっと生意気なくらいに誇っても良いのではないかと思った。ただ、番組の趣旨とは違うかもしれないが、北海道で生産された農産物が2千キロ以上離れた沖縄の消費者へ運ばれる、その流通の過程なども紹介していたらさらに興味深かった。