卓田の「これ聴いてみればいいっしょ」 バックナンバー

2019年12月

12月15日の1曲

「BLUE BAY STORY」中森明菜(1984年ミニアルバム「SILENT LOVE」収録)

卓田のひとこと

中森明菜さんの限定生産のミニアルバム「SILENT LOVE」は、伊集院静さんによるショートストーリーに沿ったコンセプト・アルバムで12月12日からクリスマスイブまでのラブ・ストーリーを歌った曲が4曲収録されています。
ジャケットが凝った作りになっていて、エアメール風のベージュのパッケージに入っていて、さも「明菜ちゃんからエアメールが届きました。」的な感じで、開けると白いジャケットに入ったレコードが出てきます。その1曲目に収録されているのが「BLUE BAY STORY」。路線的には「北ウイング」っぽい感じで、主人公の2人が横浜、横須賀を舞台に恋に落ちていく、そんなストーリー。この頃の明菜ちゃんは、高い歌唱力を披露しながらも、まだ声もルックスも少し幼さが残っていて、ちょっと背伸びして粋がっている感じが魅力でもありました。

12月8日の1曲

「The Days I Spent With You」今井美樹(1992年 アルバム「Flow into space」収録)

卓田のひとこと

(今週はお休みの卓田ANに変わり、加藤 雅章ANの「これ聴け」。)僕が青春時代に一番聴いたであろうアルバム、歌手は徳永英明さん。その徳永さんと並んでよく聴いたのが今井美樹さんです。1986年、「黄昏のモノローグ」で歌手デビューしていますが、僕は、翌年に発売されたセカンドシングル「野生の風」で心をつかまれました。歌手としての今井美樹さんを一言で表すならば、「透明感」。徳永英明さんも同じかも…。青春時代に僕が今井美樹さんや徳永さんの歌声を求めたのは「類は友を呼ぶ」的なめぐりあわせだったのか、「ないものねだり」だったのかは判断を皆さんにお任せしようと思いますが、この曲も本当に「キレイな楽曲」!作曲は布袋寅泰さんですが、布袋さんといえば「BOOWY」のイメージでしたから、最初は同じ「布袋さん」なの?とビックリしました。岩里祐穂さんによる歌詞の「ソファーのきしみ」という部分もすごく好きです。

12月1日の1曲

「今夜だけDANCE・DANCE・DANCE」中原めいこ(1982年リリース)

卓田のひとこと

中原めいこさんが活躍していた80年代、ラテン音楽にファンクを取り入れてディスコミュージックっぽくアレンジした「ファンカ・ラティーナ」というジャンルが欧米で流行。キッド・クレオール&ザ・ココナッツ、マイアミ・サウンドマシーンなどが有名でした。日本では米米CLUBなどが取り入れていましたが、中原めいこも和製ファンカ・ラティーナとして人気でした。そんな彼女のデビュー曲がこの曲。中原めいこさんといえば「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね」がなんといっても有名ですが、個人的にはこちらのほうがディスコっぽくて好きです。
中原さんの曲はとにかくゴキゲンでキャッチーな曲が多く、この曲が収録されているアルバム「ココナッツ・ハウス」をはじめ、「2時までのシンデレラからFRIDAY MAGIC」「MINT」「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね」が収録された「ロートスの果実」など、どのアルバムも名曲ぞろいで高校時代はいつもカセットに入れて聴いていたものです。

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