『備蓄米』約40トンが北海道の倉庫に入庫 外食チェーンや大手スーパーに流通か…価格高騰の歯止めになるかは不透明
2025年03月26日(水) 17時56分 更新
いよいよ北海道にもやって来ました。
3月10日からの1回目の入札で落札された備蓄米が、道内の倉庫にも運び込まれました。
伊藤凛 記者
「政府の備蓄米を載せたトラックが倉庫に到着しました」
26日、道内の倉庫に運ばれてきたのは、コメの価格安定のため放出された道産の備蓄米40トンです。
備蓄米の放出をめぐっては、10日からの1回目の入札でJA全農が、約14万トンのうち9割以上の13.3万トンを落札しました。
JA全農は25日に、この備蓄米がスーパーなどに本格的に並ぶのは、4月以降になる見通しを示しています。
JA全農 齊藤藤良樹 代表理事専務
「(店頭に)本格的には4月に入ってから出回ってくるので、円滑な流通が進むのを期待している」
最新の全国のスーパーのコメの平均価格は、5キロ当たり4172円。
11週連続の値上がりで、2024年の同じ時期と比べて2倍を超えています。
今回放出された備蓄米は、主に外食チェーンや大手スーパーに流通するとみられますが、コメの価格高騰に歯止めがかかるのかは、現時点では不透明となっています。