【知床観光船沈没】乗客家族らが約15億円の損害賠償求めた裁判 13日初弁論 被告の桂田精一社長も出廷する見通し 札幌地裁
2025年03月13日(木) 12時15分 更新
知床半島沖で観光船が沈没した事故で、乗客家族らが運航会社と社長に損害賠償を求めた裁判の初弁論が、13日、札幌地裁で開かれます。
2022年4月、知床半島沖で観光船「KAZUⅠ」が沈没した事故では、乗客乗員20人が死亡、6人が行方不明となっています。
乗客家族ら29人は2024年7月、安全統括管理者である桂田精一社長が安全のためのルールをことごとく無視していたとして、運航会社と桂田社長に対して、約15億円の損害賠償を求めて提訴。
13日、札幌地裁で初弁論が開かれます。
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「桂田社長に直接意見できる場所はそんなにないので、しっかり意見したい」
13日は、乗客家族8人が法廷で意見陳述する予定で、被告の桂田精一社長も出廷する見通しです。
桂田社長は業務上過失致死罪でもすでに起訴されていて、刑事裁判も控えています。