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第7師団の1等陸佐が『パワハラ』減給処分 階級下の隊員に大声で怒鳴り、テーブル叩く

2025年03月10日(月) 12時53分 更新

1等陸佐が所属する第7師団
1等陸佐が所属する第7師団

陸上自衛隊北部方面隊の第7師団の1等陸佐が、階級が下の同僚隊員に大声を上げるなど精神的苦痛を与えたとして、減給の懲戒処分となりました。

懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊北部方面隊、第7師団司令部に所属する1等陸佐です。

1等陸佐が所属する第7師団
陸上自衛隊によりますと、1等陸佐は今年1月22日、執務室で階級が下の同僚隊員1人に対し、大声を上げるなど威圧的な言動をとり、精神的苦痛を与えるとともに、職場環境を悪化させました。

暴言や人格否定のような発言はなかったということですが、執務室内で同僚隊員の業務要領などについて、大声でどなりつけたり、テーブルを2回叩いたりしていました。

当時、執務室には1等陸佐と同僚隊員の2人だけでした。

この同僚隊員から部隊へ報告があったことから、陸上自衛隊が本人などから聞き取り調査を行いました。

調査の結果、自衛隊法第46条の「職務上の義務に違反し又は職務を怠った場合」にあたるとして、陸上自衛隊は10日付で、1等陸佐を減給5分の1、2か月の懲戒処分としました。

1等陸佐は一連の言動を認め、反省しているということです。

懲戒処分を受けて、陸上自衛隊北部方面隊第7師団長の松永浩二陸将は「今回の事案を深刻に受けとめ、今後は隊員指導の徹底を図り、より精強で健全な部隊の育成に邁進して参ります」とコメントしています。

北海道ニュース24