日本一人口が少ない市の「道の駅」が斬新リニューアル 目指すのは“道の駅らしくない”「道の駅」 観葉植物やフレグランスが専門店並みの品揃え
2025年04月08日(火) 17時54分 更新
人口2500人の日本一小さい「市」から、日本一の「道の駅」を目指して、8日、リニューアルオープンです。
緑がいっぱいの癒しの空間。フレグランスを揃えたセレクトショップ。
このおしゃれな空間、実は…。
・田中未来 記者
「北海道歌志内市にある道の駅が本日リニューアルオープンしました」
札幌市から車で1時間半。
道道沿いにある「道の駅 うたしないチロルの湯」です。
オープンは1998年。
道の駅と、隣の温泉が両方楽しめる、当時は画期的な道の駅でした。
しかし、高速道路や国道12号線からのアクセスのしにくさと、旧産炭地で観光資源に乏しいのが長年の悩みです。
・ストアマネージャー 曽根瑞月さん
「歌志内には、観光客が来るような場所が今までなかったと思うので、目的になるような場所になったら」
そこで、歌志内市は「道の駅」の運営を観光コンサルタント企業に委託し、施設をリニューアルしました。
目指したのは“道の駅らしくない”道の駅です。
観葉植物の販売エリアは、手入れが楽なものから、可愛らしい品種まで約50種類。地方にはない、専門店並みの品揃えです。
セレクトショップには、目利きのバイヤーが揃えたフレグランスが約30種類。北海道内屈指の数です。
地元産食材をアピールする直売が多い、道内の「道の駅」の中では異色といえます。
・札幌から
「道の駅感が全くない。斬新的だなと」
「前はさびれた感じもあって、やる気の無さを感じたが、おしゃれな感じでリフレッシュした感じ」
もちろん、道の駅に欠かせないグルメも、カフェで楽しめます。
・田中未来 記者
「ラワンブキを使ったジャムを混ぜ込んだソフトクリームです。後味がさっぱりしています。温泉上がりにいいですね」
ホットサンドやスムージーなどメニューも豊富です。
・ストアマネージャー 曽根瑞月さん
「観光客も地域住民の方も来て、楽しんでくつろいでもらえる場所になるといい」
北海道内の道の駅129か所の中で、“道の駅らしくない”個性がきらりと光ります。
堀内大輝キャスター)
最近の道の駅は、観光客が立ち寄る休憩スペースはもちろんですが、地元の人もそこで昼ご飯を食べるなど、地元住民も活用したいという声もあります。
森田絹子キャスター)
歌志内の道の駅の隣には温泉があるということで、かつての炭鉱から湧いているもので、肌がツルツルになるそうです。温泉も気になりますね。