『じょうてつバス』と『ジェイ・アール北海道バス』が札幌圏の初乗り運賃40円~50円値上げへ 乗務員不足や燃料費高騰などが要因で北海道運輸局に申請
2025年03月20日(木) 14時02分 更新

札幌圏で路線バスを運行する『じょうてつバス』と『ジェイ・アール北海道バス』は、一部区間で今年12月から運賃を値上げすることを北海道運輸局に申請しました。
『じょうてつバス』は18日、札幌市内の均一運賃区間を除く一部の路線で、初乗り運賃を現在の150円から200円に変更することを北海道運輸局に申請しました。
値上げの主な対象区間は、以下の8系統です。
●7・快速7・快速7J・快速7H系統
●快速8・快速8J系統
●12・12J系統
申請が認可されれば、今年12月1日から初乗り運賃が200円になります。
値上げの理由として『じょうてつバス』は、深刻な乗務員不足に対応するための待遇改善と、物価高騰で車両や設備更新にかかるコストが増加しているとしています。
また、『ジェイ・アール北海道バス』も19日、札幌市手稲区や小樽市・江別市・北広島市・南幌町・長沼町の『対キロ区間』のエリアを対象に、初乗りの運賃を現在の180円から220円とすることを北海道運輸局に申請しました。
『ジェイ・アール北海道バス』によりますと、運賃変更の申請は消費税率の変更や、自治体との協議に基づく改定を除けば、1998年以来27年ぶりということです。
申請が認可されれば、今年12月1日から値上げされます。
『ジェイ・アール北海道バス』は値上げの理由として、燃料費など運行経費の増加や社員の待遇改善、老朽設備の取り替えのためと説明しています。