「春節」で混雑予想の観光スポットに警備員配置 車道はみ出しや無断侵入の迷惑行為対策…先月は線路で死亡事故も 北海道小樽市
2025年01月28日(火) 11時58分 更新
観光客のマナー違反で住民が迷惑を受ける「オーバーツーリズム」が問題となっている北海道小樽市で、観光スポットに28日から警備員が配置されました。
貴田岡結衣記者
「『船見坂』に来ています。わずか150メートルほどの距離に50メートルごと警備員が3人が配置されています」
JR小樽駅近くの「船見坂」は映画のロケ地として有名で、外国人観光客が車道に出て撮影したり、住宅の敷地に無断で立ち入ったりする迷惑行為が相次いでいます。
29日から中国の旧正月「春節」が始まり、さらなる混雑が予想されるため、小樽市は3月末まで警備員を配置し、英語、中国語、韓国語で注意を呼びかけます。
小樽市では先週、中国人観光客が写真を撮るために線路内に立ち入り、列車と接触して死亡する事故も起きています。