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北海道が“宇宙を感じるバスツアー”を初開催 ロケット開発のベンチャー企業や発射場などを見学 宇宙産業に携わる将来の人材発掘や地域の成長産業につなげる狙い 北海道大樹町

2024年09月11日(水) 19時29分 更新




北海道内で進められている宇宙開発に新しい人材を取り込もうと11日、十勝地方の大樹町で「宇宙を感じる」バスツアーが行われました。

到着した1台のバス。降りてきたのは、再来年以降の就職を目指している学生たちです。



東京の大学生
「今せっかく宇宙に興味を持っているなら、就職とかを考えるタイミングで参加してみようと」



東京の大学生
「今まで自分が人工衛星に興味があったが、実際に、自分の目で見て、日本のロケット開発を体験してみようと」



今回のツアーは、北海道内の宇宙産業に興味や関心を高めてもらうことで、将来の人材発掘につなげようと、北海道が初めて主催しました。



11日は、ロケットの発射場やスペースプレーンの滑走路などの整備が進められている「北海道スペースポート」や、ロケット開発ベンチャーの「インターステラ・テクノロジズ」を見学し、宇宙開発の最前線を肌で感じました。



札幌の大学生
「大樹町が、これから宇宙でどんどん大きくなっていくんなろうなと思うような熱量を、現地の方々から感じた」



SPACE COTAN 黒瀬航さん
「いま、宇宙の開発は物流・運輸・ビジネスの話になっているということを感じてほしい」



2040年には、140兆円規模に成長するとも予想される世界の宇宙産業。北海道は、若い人材を集めることで、北海道内の活性化につなげていく考えです。