「すみません助けてください…」「やめろお前」女子高校生と当時19歳の被告らの事件直前のやりとり明らかに…【旭川女子高生殺害】
2025年02月28日(金) 19時26分 更新
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女子高校生を、北海道旭川市の橋から転落させて殺害した罪などに問われている当時19歳の女の被告(20)の裁判員裁判。2日目の2月28日には、現場の橋に向かう前のやりとりなどが明らかになりました。
事件当時、当時19歳の女の被告(20)は、内田梨瑚被告(22)と共謀して2024年4月、当時17歳の女子高校生を車で連れ去り、旭川市郊外の橋から転落させて殺害した罪などに問われています。内田梨瑚被告(22)
当時19歳の被告は起訴内容を認め、弁護側は「大半は内田被告の指示だった」として情状酌量を求めています。当時19歳の被告の2回目の裁判員裁判(28日の法廷内 旭川地裁)
28日に行われた検察側の証拠調べでは、画像を女子高校生に無断で使用されたことに内田被告が因縁をつけ、殺害の前日には当時19歳の被告とともに、女子高校生から金を脅し取ろうとしていたと明らかにしました。
■2人のLINEのやりとり
・内田被告「50万積ませるわ」
・当時19歳の被告「足りますか?50万で」
そして、2人は女子高校生を車に監禁。
その途中で立ち寄ったコンビニでレジの店員に助けを求めた女子高校生を、当時19歳の被告らが店の外に連れ出そうとする防犯カメラの映像が証拠として再生されました。
■コンビニの防犯カメラの音声
・女子高校生「すみません助けてください、通報してください、お願いします」
・当時19歳の被告ら「やめろお前」「お前が悪いんだべや」
検察側の主張によりますと、このやりとりの後、当時19歳の被告は、コンビニの駐車場で女子高校生に馬乗りになり、顔面を殴るなどしたとしたうえで、内田被告とともに殺害現場となった橋に向かったということです。
次回の裁判は3月3日に開かれ、内田被告が証人として出廷する予定です。次回の裁判は3月3日の予定(旭川地裁)