【瞬間映像】反対車線にはみ出したトラックが乗用車と正面衝突 少なくとも男女9人が負傷した多重事故 トラックにブレーキ痕なし
2025年06月27日(金) 16時05分 更新
6月26日、北海道札幌市豊平区の国道36号線で発生した2件の多重事故。
いずれも同じトラックが起こしたとみられていて、現場にはブレーキ痕がなかったことがわかりました。
こちらはドライブレコーダーがとらえた映像です。
対向車線にはみだしたトラックが、猛スピードでバス、そして乗用車に相次いで衝突しました。
26日午後、札幌市豊平区月寒東の国道36号線で、バスなどが絡む多重事故と乗用車などが巻き込まれる事故が、ほぼ同じ時刻に発生しました。
2つの事故はいずれも同じトラックが起こしたとみられています。
事故車両の前方を走っていた人
「(トラックは)別の車にぶつけて逃げて、ここに来て、さらにほかにも絡んだ。作業員が『大丈夫ですか?』と声をかけると、『すみませんでした』と言っていた」
1つ目の事故は、「大和ハウスプレミストドーム」の東側、月寒東1条18丁目で起きました。
現場近くの防犯カメラには、センターラインをはみ出していくトラックが。
このトラックは北広島市から札幌市方向に走行し、反対車線にはみ出すとバスなどに相次いで衝突。合わせて5台が巻き込まれました。
トラックは元の車線に戻ると、そのまま500メートルほど走り続け、今度は乗用車に追突。
はじかれた車がぶつかり合い、4台が被害を受けました。
一連の事故でけがをしたのは、少なくとも男女9人に上っています。
警察はトラックの男性運転手(55)を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しました。
その後の取材で、2つの事故現場にはいずれもトラックのブレーキ痕がなかったことがわかりました。
男性運転手は現在、けがのため入院していて、警察は回復を待って詳しい事情を聴く方針です。