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焼けた車から自殺した女性2人の遺体が見つかった事件で、自殺ほう助の罪に問われている女の初公判「2人を救えなかった自分を憎んでいます…」と起訴内容をほぼ認める 今月20日に結審の見通し 札幌地裁

2024年09月11日(水) 18時49分 更新



今年3月、北海道江別市の公園の駐車場で焼けた車から、自殺した女性2人の遺体が見つかった事件で、自殺を手助けした罪に問われた女が、11日の初公判で起訴内容をほぼ認めました。



起訴状などによりますと、寿都町の無職、井上沙織被告は3月、江別市の公園の駐車場で、SNSで知り合った女子大学生と女子高校生の2人と自殺を図ろうとした際、練炭の火が車の中に燃え移り、2人の自殺を手助けした罪に問われています。

当時、井上被告は、車の外で倒れているのを発見され、病院に運ばれました。



11日の初公判で、井上被告は、3人で自殺をはかったことは認めましたが「火が燃え移ったかどうかは、わかりません」などと話しました。



一方、検察は「車内にガスが充満し、被告がドアを開けたことで、酸素と反応して火がついた」と指摘しました。

また、井上被告は、被告人質問で「2人を救えなかった自分を憎んでいますし、理由を聞いてアドバイスできればよかった」と反省の言葉を口にしました。



次回公判は、今月20日に開かれ、結審する見通しです。