刑務所で知り合った“高齢の窃盗団”、69歳、70歳、88歳の３人を逮捕…空き家狙って運転、実行、金品管理の役割分担、同様の複数の事件への関与も捜査

2024年07月18日(木) 10時45分 更新

札幌北警察署、江別警察署などと合同で捜査をすすめている札幌白石警察署

　５月中旬と６月中旬、北海道江別市と札幌市東区の空き家に侵入し、合わせて時価100万円以上のネックレスなど約30点を盗んだとして、69歳、70歳、88歳の男３人が逮捕されました。

　邸宅侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、いずれも無職で、札幌市白石区の松田秀美容疑者70歳、住所不定の海野秀男容疑者88歳、札幌市東区の渡辺健一容疑者69歳の男３人です。
　３人は共謀し、５月19日夜、江別市野幌代々木町の空き家に侵入し、現金およそ200円、ウイスキー３本など５点（時価計約１万円相当）を盗んだ疑い。
　さらに、６月20日夜、札幌市東区の空き家にも侵入し、ネックレスや指輪、腕時計など24点（時価計約100万3000円相当）を盗んだ疑いが持たれています。
　警察によりますと、３人は刑務所に服役中に知り合い、松田容疑者が運転手、海野容疑者が実行犯、渡辺容疑者が金品保管の役割を担っていたとみられています。
　警察は、今後の捜査に支障があるとして３人の認否を明らかにせず、５月以降、江別市で複数件、発生している同様の事件への関与などを調べています。