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生徒から集めた遠足費や同僚の財布から現金盗む…57歳の中学校教諭を懲戒免職「自由に使えるお金が不足していた」北海道教育委員会

2024年09月26日(木) 22時24分 更新

57歳の男性教諭の懲戒免職処分を発表した北海道教育委員会
57歳の男性教諭の懲戒免職処分を発表した北海道教育委員会

 北海道教育委員会は、生徒から集めた遠足費を盗んだなどとして逮捕された57歳の男性教諭を懲戒免職処分にしました。

26日付で懲戒免職になったのは、音更町立音更中学校に勤務していた57歳の男性教諭です。

道教委によりますと、男性教諭は、4月に同僚の財布などから現金5万1000円を、5月下旬に同僚の机から遠足費1万7000円を盗んだということです。

遠足費を管理していた同僚が学校に被害を申告。

職員室の防犯カメラを調べたところ、誰もいない職員室で、男性教諭が金を盗むようすが映っていたということです。

遠足費1万7000円は生徒から集めたもので、1万4000円と3000円に分けて封筒に入れ、同僚2人が職員室の自分の机に置いていました。

また、同僚2人の財布やカバンからは、あわせて現金5万1000円が盗まれていました。

男性教諭は「自由に使えるお金が不足していた」と話しているということで、盗んだ6万8000円は全額返金したということです。

男性教諭は6月中旬に窃盗の疑いで逮捕されましたが、検察は7月23日、男性教諭を起訴猶予とし不起訴処分にしています。