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拳銃を洗面室のフックに吊るし…防犯カメラにはスマホを見る姿も“抜き打ちチェック”で発覚、50代男性巡査部長を減給処分「体調悪く」「ひまをつぶすため」

2025年02月13日(木) 18時41分 更新

北海道警察本部
北海道警察本部

北海道警察の50代の男性警察官が駐在所での勤務中、本来常に装着すべき拳銃を外していたなどとして、減給の懲戒処分を受けました。

減給100分の10、1か月の懲戒処分を受けたのは、釧路方面本部管内の駐在所に勤務する50代の男性巡査部長です。

道警によりますと、巡査部長は、去年8月1日から10月11日にかけて、勤務中は本来、常に装着しなければならない拳銃を、腰に巻く帯革ごと外していました。

拳銃は、洗面室の壁のフックに帯革ごと吊るしていて、パトロールなど駐在所の外で勤務する時は装着していたということです。

去年10月、「随時監察」とよばれる監察官室による抜き打ちチェックで発覚しました。

その後、本人の聴き取りや防犯カメラの記録などから、巡査部長がたびたび拳銃を外して勤務している状況が確認されました。

道警の聞き取りに対して、50代の男性巡査部長は「体調が悪いところがあり、数年前からはずしていました」と説明したものの、道警は合理的な理由とは認められないと判断したということです。

また、防犯カメラを確認した際、男性巡査部長が勤務中にスマートフォンで動画やSNSを見ていたことも判明したということです。

スマホを見ていたことについて、男性巡査部長は「ヒマをつぶすためだった」「ニュースを見たり、調べものをしたりしていました」と説明したうえで「申し訳ありません」と話しているということです。

道警の親谷光博監察官室長は「事実に基づき、厳正に処分した。職員に対する指導・教養を継続し、再発防止に努める」とコメントしています。

北海道ニュース24