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「重大インシデント」に認定 無人の市電が赤信号の交差点に進入 運転士がブレーキハンドルに接触した可能性高いと運輸安全委が報告書

2024年09月26日(木) 12時49分 更新

2023年、札幌で運転士の乗っていない市電が走行した原因について、運輸安全委員会は運転士がブレーキハンドルに接触した可能性が高いとする調査報告書を発表しました。

2023年12月、札幌の市電が中島公園通停留場で、運転士が車両から降りた状態で動き出し赤信号の交差点に進入しました。

国土交通省は、これを重大インシデントに認定しました。

国の運輸安全委員会の調査報告書では、運転士が、障害物の処理について停留場の電話から報告するため車両を降りる際に、誤って上着がブレーキハンドルに触れて動き、ブレーキが緩んだ可能性が高いとしています。

また、報告書は、再発防止のために運転士が車両を離れる際の手順の徹底を求めています。

札幌市では、運転士が運転台を離れると自動でブレーキが作動する装置を2024年中に取り付ける予定です