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学校の給食センターと災害時の炊き出しを行う『二刀流』施設が誕生 1時間におにぎり4800個製造可能、ヘリポートも設置 北海道北広島市

2024年07月09日(火) 18時14分 更新

北海道北広島市に小学校の給食センターと災害時には、避難者への炊き出しを行う「二刀流」の施設が誕生しました。

9日、オープングセレモニーが行われたのは北広島市で食料の調達や供給の拠点となる「防災食育センター」です。

この施設では、普段、8つの小学校の子どもたちにおよそ3000食の給食を作ります。

寺崎結加記者
「こちらの機械では1時間あたりおよそ4800個の炊き出し用のおにぎりを作ることが出来ます」

一方、災害時は、市内の避難所で生活する8000人に食料を提供出来る能力があり非常用の発電機も備わっています。

寺崎結加記者
「施設の敷地内にはヘリポートもあり、災害時には自衛隊などからの支援物資の受け入れも行うということです」

また、地震などで道路が寸断された場合に備えて空からの支援物資を受け入れられるようヘリポートも設置されています。

普段はドクターヘリなどの救急活動にも活用されます。

北広島市 上野正三市長
「ここはやはり36号線、高速道路もあるので緊急時にヘリポートが必要ではないかということで、多分これから相当活用されるのではないかと」

建設費は、およそ32億4000万円。

その4分の3は防衛省の助成金で賄われました。

北広島市防災食育センターは、8月27日から動き始めます。