「AED」がモデルのおもちゃ『トイこころ』で救命を学ぶ!遊びながら使い方が身に付く 開発した2児の父の思い 北海道
2025年02月21日(金) 19時57分 更新
救命活動に使われる装置「AED」が、子どもたちが遊ぶおもちゃになりました。その狙いは?
おもちゃを囲む北海道北見市の認定こども園のこどもたち。
このおもちゃは機能を失った心臓を電気ショックで動かす「AED」をモデルに作られた『トイこころ』です。
開発したのは北見市でAEDを販売する2児のパパ、坂野恭介さんです。
『トイこころ』の開発者 坂野恭介さん
「これ(リズム)に合わせて、パンダさん元気になるから」
「赤いサイロ」で知られる北見市の菓子店「清月」が、『トイこころ』56個を購入して、市内の認定こども園や幼稚園などに寄付しました。
先生
「パッドを貼ってみよう、助けて!」
その遊び方は、本物の「AED」とほぼ同じ。
自動音声にしたがって、ぬいぐるみにパッドを貼り、診断のあとに、電気ショックを行います。
自動音声
「電気ショック大成功だ!」
そのあとは、『トイこころ』のリズムに合わせて心臓マッサージ!
子ども達は、いつものおもちゃとは一味違う『トイこころ』に、興味津々です。
園児
「楽しい」
「楽しかったしこういうのやるんだなと思った」
『トイこころ』の開発者 坂野恭介さん
「興味を持ってもらえるかなという不安があったんですけど、自分なりの遊び方で『トイこころ』を楽しんでいる様子が見られてうれしかった」
坂野さんは、『トイこころ』を通して全国の子どもたちに「AED」のことを知ってほしいと願っています。