「耳に水が入ったみたい…」小学生4年と5年が高齢者の視野の狭さや聴覚の衰えなどを体験“老い”を学び優しい社会を目指す 北海道小樽市
2025年03月12日(水) 18時01分 更新
高齢者の歩きづらさや聞こえづらさを、小学生が体験する授業が行われました。
杖をついて歩いているのは…元気な小学生たち。
北海道小樽市の塩谷小学校で、4年生と5年生が高齢者の体の“老い”を体験しました。
耳が遠い人の聞こえ方になるヘッドホンを着けて聞こえた文章を繰り返そうとしますが…。
先生
「佐藤さんと7時に駅前で待ち合わせをします」「佐藤さんと…7時に…」
小学5年生
「耳に水が入ったみたいな感じで、結構聞き取りにくかった」
ゴーグルを付けて高齢者の視野の狭さを再現すると…。
「…見えない」「これだけしか見えてませーん」「おぉ」
23歳の記者も、ひじと膝を固定し、重りをつけて、右半身が麻痺した状態で、食事に挑戦です。
馬場佑里香記者
「ひじが曲がらないから、口元まで持ってくるのも大変です」
授業を通して、子どもたちには“気づき”がありました。
小学4年生
「普通に歩くよりも、腰などが曲がって姿勢が低くなってしまう。荷物を持ってあげたい」
担当者インタ
「高齢者に限らず困っている人がいたら、一声かけられるような優しい子たちになって、社会が優しくなればよいな」