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老舗「もち処 一久大福堂」の大福などを食べた客26人が食中毒 製造従事者がノロウイルスを持ち込み、商品に付着 製造店舗は営業停止に

2025年04月09日(水) 16時10分 更新

3月、札幌市の和菓子店で製造された大福などを食べた26人の客が食中毒を起こしていたことがわかりました。

集団食中毒があったのは、札幌市などに店舗を持つ「もち処 一久大福堂」です。

札幌市保健所によりますと、3月28日から29日かけて、「もち処 一久大福堂」の月寒中央店や南郷8丁目店、琴似店で大福などを食べた小学生から70代までの客26人が下痢や発熱、嘔吐などの症状を訴えました。

「もち処 一久大福堂」月寒中央店
このうち11人が通院したということですが、全員、回復傾向にあるということです。

連絡を受けた保健所が検査したところ、客と従業員の便からノロウイルスが検出されたため、食中毒と断定されました。

症状を訴えた客は、共通して大福を購入していて、全て月寒中央店で製造されていた商品でした。



保健所は、製造に従事していたスタッフが持ち込んだノロウイルスが、大福などに付着したことが原因だとして、「もち処 一久大福堂」月寒中央店に4月9日から13日まで営業停止を命じました。



「もち処 一久大福堂」はホームページ上で、「今後は当該工場の従業員に対し食材管理や従業員の体調管理を徹底してまいります。他店舗においても、衛生管理を再度強化し、信頼回復とお客様へのサービス向上に努める所存でございます」とコメントしています。

北海道ニュース24