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勤務中に漫画サイトなどを250時間以上閲覧 札幌地検の60代検察事務官「イライラを紛らわせたかった」減給3か月の懲戒処分

2025年03月21日(金) 18時29分 更新

60代男性検察事務官の懲戒処分を発表した札幌地検
60代男性検察事務官の懲戒処分を発表した札幌地検

業務時間中に長時間にわたって漫画サイトや小説サイトを閲覧していたとして、60代の検察事務官が減給3か月の懲戒処分となりました。

21日付で懲戒処分を受けたのは、札幌地方検察庁の60代男性検察事務官です。

札幌地検によりますと、この男性検察事務官は去年9月18日から今年2月7日までの間、業務用のパソコンで漫画サイトや小説サイトなどを合計約266時間、閲覧していました。

勤務中だけでも約253時間、休憩時間を含めると1日平均3時間50分もの間、閲覧していたということです。

札幌地検が業務用パソコンの適切な使用状況を調査していた際に、この男性検察事務官の問題が発覚しました。

男性検察事務官は聞き取り調査に対し、「体調が悪くて体が辛く、気を紛らわせたかった」「仕事を辞めたかったが、我慢して働いていたことへのイライラを紛らわせたかった」などと話しているということです。

札幌地検は21日付で、男性検察事務官を減給3カ月(100分の10)の懲戒処分とし、監督責任として部長検事を厳重注意処分としました。

処分を受けた男性検察事務官は、21日付で辞職したということです。

札幌地検は「検察事務官として、厳正な服務規律と高い職業倫理が求められているにもかかわらず、長時間にわたり職務を怠ったことは誠に遺憾であり、深くお詫び申し上げます」とコメントしています。

また、再発防止策として、端末の適正使用の徹底や、職務怠慢行為の監視強化などを行い、職員の服務規律を厳格化するとしています。

北海道ニュース24