今年は“ボコボコ道路”が多い?なぜ道路に穴ができるのか…札幌市への1か月間の通報は324件 補修急ぐも、作業はGW明けまで続く見込み
2025年04月07日(月) 16時35分 更新
雪解けとともに出現する「ボコボコ道路」。
2025年は例年以上に数多く現れているようです。
・伊藤亜衣 記者
「札幌市中央区の北2条西12丁目です。こちらでは冬の間にできた道路の穴の補修作業が行われています」
毎年、雪解けが進むと、札幌市には車のドライバーから「道路に穴やひび割れができている」という通報が寄せられます。
2025年2月の1か月間の通報は324件にのぼり、2024年2月に比べ1.7倍に増えました。
大同舗道 池田一仁さん
「穴だとかそういうのが早めに、例年よりちょっと早めには出てきてます」
道路に穴ができる仕組みはこうです。
車が走ると、路面に小さなひび割れができます。
そこに雪が解けた水が入り込み、気温が下がると凍って膨張します。
これが繰り返されると、穴が大きくなっていくのです。
この冬の札幌市は雪が少なかった影響で、路面が長く露出し、雪解け水がしみ込みやすかったため、穴が増えたとみられています。
市は、例年2月中旬からの路面の補修作業を1月から開始したほか、作業班も増やしています。
それでも作業を終えるのは、5月の連休明けになる見通しで、路面状況に合わせた運転を呼びかけています。