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【戦後79年】北海道戦没者追悼式 遺族ら330人が参列「平和の尊さを継承していくことは、私たちの責務」若い世代が参列しやすいように夏休み中に日程変更

2024年07月31日(水) 18時36分 更新

終戦からまもなく79年。北海道内の戦没者を偲ぶ追悼式が札幌市で開かれました。

太平洋戦争では、北海道出身の兵士や一般市民、およそ11万人が犠牲になりました。



「北海道戦没者追悼式」は、コロナ禍前の規模に戻り、遺族らおよそ330人が参列しました。



今年は、若い世代の遺族が参列しやすいよう開催日程を、8月下旬から、夏休み期間中に変更しました。



また、ネットでのライブ配信も行われました。

式では、ガダルカナル島の戦いで叔父を亡くした、北海道枝幸町の秋川祥雄さん76歳が追悼の言葉を述べました。



遺族代表 秋川祥雄さん(76)
「戦争を知らない世代が増えてきた今、戦争の悲惨さ、平和の尊さを後世に継承していくことは、私たちの責務であると思います」



戦争経験者の高齢化が進むなか、戦争の記憶の風化が懸念されています。