無許可建築動物園『ノースサファリサッポロ』計画未提出なら札幌市が立ち入りでヒアリング実施方針 市長が考え示す
2025年03月25日(火) 16時34分 更新
9月末までに閉園する動物園『ノースサファリサッポロ』について、札幌市の秋元市長は動物の移転計画が提出されない場合、園に立ち入り、ヒアリングを行う方針を明らかにしました。
『ノースサファリサッポロ』は、市街化調整区域に無許可で施設を建築していたことが問題となり、運営会社が今年9月末までに閉園することを発表しています。
札幌市は3月末までに、全ての動物の移転計画を提出するよう運営会社に求めていますが、25日現在、提出されていません。
このため札幌市の秋元市長は、移転計画が提出されなかった場合、必要に応じて園に立ち入り、動物ごとに個別の状況をヒアリングする方針を明らかにしました。
札幌市 秋元克広 市長
「動物の移動も鋭意進めると運営会社からは言われているので、その状況について現地も含めて聞き取って進めていきたい」
秋元市長は、運営会社と事務的なやりとりはできているとする一方で、運営会社が一部の動物を静岡県富士宮市の施設への移転を検討していることについては、「そういった問い合わせはない」としています。