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国内最高齢の49歳 札幌市円山動物園のメスのカバ「ザン」が死ぬ 献花台を設置 8月中旬から体調崩す 

2024年11月03日(日) 16時35分 更新

49歳で死んだカバの「ザン」(提供・札幌市円山動物園)
49歳で死んだカバの「ザン」(提供・札幌市円山動物園)

 3日、札幌市円山動物園は飼育していたカバの「ザン」が死んだことを発表しました。国内最高齢の49歳でした。

 円山動物園によりますと、死んだのは49歳のメスのカバ「ザン」です。
 「ザン」は1975年に円山動物園で母親の「ザブ」と、父親の「ドン」の間に生まれました。
 野生のカバの寿命は30年~40年、飼育下では45年~50年と言われ、49歳の「ザン」は国内最高齢でした。

 動物園の担当者によりますと、「ザン」は8月中旬ごろから餌の干し草をあまり食べなくなり、体調を崩してからは観覧を中止するなどして治療に専念していました。体調を崩してからは歩くことも難しくなり、プールに入って過ごす時間が長くなっていたということです。
 「ザン」が死んだことで円山動物園で飼育するカバはいなくなりましたが、今後、新たにカバを飼育するかは未定だということです。
 円山動物園では3日からの約1か月間、園内に献花台を設置します。

北海道ニュース24