クリスマスへのカウントダウン!高校生手作りのリースや本物のツリー生産…北海道各地で準備進む
2024年12月05日(木) 18時24分 更新
クリスマスまであと20日。
飾りつけのほか、本物の木を使ったツリーの出荷など、各地で準備が進んでいます。
5日、北海道函館市の遺愛女子高校。
生徒たちが取り組んでいるのは、クリスマスのリース作りです。
スギの枝を曲げて束ねようとしますが、なかなかうまくいきません。
リース作りをする生徒
「量が多くて全然まとまらない。楽しい!」
「2人で作りました。テーマは森みたいな!」
校舎のホールに、スギの木のツリーを飾ったほか、68個のリースを手づくりして全ての教室に取り付けます。
遺愛女子高校は、キリスト教の宣教師らによって開かれた歴史があり、リース作りやツリーの飾りつけは半世紀以上続く伝統です。
国の重要文化財にもなっている学び舎に、2024年もクリスマスがやってきます。
一方、キラキラと輝く大きなクリスマスツリーやイルミネーションで彩られているのは、十勝地方の広尾町にあるサンタランドです。
このマチではアメリカやヨーロッパの文化を参考にした、ある取り組みが続いています。
それは…本物の木でできたクリスマスツリーの生産です。
十勝地方の苗木業者が7年あまりかけて育てたアカエゾマツを毎年100本~200本、全国に出荷しています。
大坂林業 松村幹了 社長
「生木のツリーがあることによって、普通触れることのないそういうものに触れる機会になればなと。それが将来的に広尾町だとか十勝との交流人口の増加に繋がればいいなと思ってやっています」
ツリーの高さは50センチから80センチほど。
大きくなると30メートル以上に成長するため、「これ以上は育てられない!」という人は、サンタランドに有料で送り返すこともできます。
送り返したツリーは、春に地元の子ども達がサンタランドに植樹。
環境にも優しい取り組みです。
大坂林業 松村幹了 社長
「手ざわりだとか、香りだとか、生きてるからこその良さを感じていただいて、クリスマスを楽しんでいただきたい」
クリスマスをきっかけに自然とふれあってもらおうと、思いを込めて準備しています。