釧路市の女子中学生が受けたいじめ問題で「最終報告書」の内容判明…不登校や自殺未遂は「いじめと因果関係なし」母親は釧路市を提訴する方針
2025年03月18日(火) 16時51分 更新
わが子の身に起きた『いじめ』の問題。
苦しんだ末の不登校がいじめとは関係ない…そうした報告書がまとめられようとしています。
2022年、北海道釧路市の市立中学校1年生だった女子生徒は、所属する部活動の複数の上級生からいじめを受けていました。
女子生徒の母親
「毎回練習のたびに悪口を言われてると聞き、『対応してほしい』と何回も学校には伝えた」
不登校となった女子生徒はその後、市外へ転校。
保護者は部活動の顧問など学校側の不適切な対応で、女子生徒が自殺未遂を図ったとも訴えています。
釧路市教育委員会は2023年、いじめ防止対策推進法に基づく『重大事態』と認定し、第三者委員会が調査しています。
その最終報告書の内容が関係者の話でわかりました。
報告書では2件のいじめを認定した一方、不登校や自殺未遂はいじめとは「因果関係が認められない」としているということです。
保護者はHBCの取材に対し、「学校側や教員の不適切な対応について一切書かれておらず、納得できない」と話し、4月にも市に損害賠償を求めて訴えを起こす方針です。