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衝突事故で大学院生死亡 逮捕された32歳の男 基準の3倍を超えるアルコール検出 札幌市内の飲食店を数軒“はしご”して飲酒か 北海道小樽市

2024年09月25日(水) 12時48分 更新

死亡した大学院生、田中友規さん24歳が乗っていた車(22日 北海道小樽市 国道5号線)
死亡した大学院生、田中友規さん24歳が乗っていた車(22日 北海道小樽市 国道5号線)

 センターラインをはみ出す白い車。



反対車線の車と正面衝突しました。

22日、北海道小樽市の国道5号線で起きた事故で、衝突された車を運転していた札幌市の大学院生・田中友規さん24歳が死亡しました。



伊藤亜衣記者
「事故から2日経った今も現場にはこのように跡が残り、こちらには被害者へ向けての花が手向けられてます」

事故が起きたのは、22日、日曜日の午前7時すぎ。

田中さんは小樽市から札幌市方向に走っていました。



警察への通報者
「田中さんは釣りの帰りだったのかなと思うぐらい釣り道具が出てきて。大沢容疑者は動揺しているのか、被害者に近づいて行って『すみません すみません』という感じだった」



一方、事故を起こした函館市の会社員、大沢亮汰容疑者の呼気からは基準の3倍を超えるアルコールが検出されました。

荒木颯太記者
「関係者によりますと、大沢容疑者は事故の前日、さっぽろオータムフェストで友人らと酒を飲みはじめたということです」

警察によりますと、大沢容疑者は、さらに札幌市中心部の飲食店を数軒はしごして日付をまたいで酒を飲み、その後、札幌市から小樽市の親族の家に車で向かっていたとみられます。

大沢容疑者「自分の判断で飲酒運転したことに間違いない」
警察の調べに対し、大沢容疑者は「自分の判断で飲酒運転したことに間違いない」と話し容疑を認めたうえで、被害者に対して「申し訳なく思っている」と説明しているということです。



警察は危険運転致死の疑いも視野に、飲んだ酒の量や事故前の足取りなどを調べています。