北方領土の国後島付近にロシア揚陸艦か 艦艇の側面には「066」 ロシアは射撃訓練の警報、日本政府は外交ルートを通じて抗議
2025年04月21日(月) 15時49分 更新
北方領土の国後島近くで、ロシア軍のものとみられる艦艇が確認されました。
ロシアは、今月17日から北方領土周辺で射撃訓練を行うとして、警報を出しています。
21日午前、北海道根室市の納沙布岬から臨む国後島には、島の沖合を大型の艦艇のような船が航行しているのが見えます。
18日に撮影された写真には、側面に「066」と書かれた艦艇が浮かんでいるのが、はっきりと確認できました。
艦艇はロシア海軍の戦車揚陸艦とみられています。
ロシア当局は、今月17日から22日に、北方領土の周辺海域で射撃訓練を行うと航行警報を出していて、日本政府は外交ルートを通じて抗議しています。
また、ロシアは来月1日まで、周辺海域でロシア船籍以外の船の「無害通航権」を停止する措置をとっています。