「今なら10万円値引き…」外構工事業者が嘘の契約で客から150万円だまし取る 資金繰り厳しくなり工事代金を前払いで請求 北海道石狩市
2024年11月27日(水) 08時20分 更新
今年3月、北海道石狩市で外構工事を完成させる意思がないのにも関わらず、うそをついて契約を結び、現金150万円を騙し取ったとして、36歳の会社役員の男が再逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、自称札幌市北区新琴似5条13丁目に住む外構工事会社社長、眞野彰容疑者36歳です。
眞野容疑者は今年3月16日ごろ、客である石狩市の男性宅の外構工事で、工事を完成させる意思がないのにもかかわらず、「3月中に契約してもらえれば160万円で工事が出来ます」「今なら10万円値引きの150万円で契約できます」などとうそをついて契約を結び、現金150万円を騙し取った疑いが持たれています。
眞野容疑者は男性客の自宅を訪問して契約を持ちかけ、契約後、工事が始まらないことに不審を感じた男性客が警察に通報したということです。
眞野容疑者は今年6月、石狩市内の別の男性客の自宅の外構工事でも、うその契約を結び、現金150万円をだまし取ったとして、11月に逮捕されていました。
取り調べに対し、眞野容疑者は「工事代金として騙し取ったことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
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警察によりますと、眞野容疑者が経営する外構工事会社は、2021年から資金繰りが厳しくなり、2022年以降から工事代金を前払いで請求していました。
眞野容疑者はだまし取った金について「生活費に使った」などと話していてるということです。
北海道内では、同様の被害の相談が多数寄せられているということで、警察が眞野容疑者の余罪を調べています。