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「最終目的は核兵器をなくすこと、廃絶すること」ノーベル平和賞決定を記念 札幌市で被爆者が体験語る 北海道被爆者協会

2024年12月03日(火) 20時10分 更新

日本被団協のノーベル平和賞受賞を前に、北海道札幌市で開かれたイベントで被爆者が、その体験を語りました。



北海道被爆者協会 廣田凱則 会長
「ノーベル平和賞が日本被団協に与えられることが発表になりました」



北海道被爆者協会は毎年、被爆者や被爆者を親に持つ「被爆2世」が体験を語る集会を道庁などで開いています。



今回のイベントは、日本被団協のノーベル平和賞受賞が決まったことを記念して開かれ、被爆者の大村一夫さんらが体験を語りました。



4歳のころ広島で被爆 大村一夫さん
「ぴかっと猛烈な閃光と爆風とともに家の中が見えなくなって、助かっても終わらない不安が核爆弾にはある。二度と私たちのような思いをさせたくない」



北海道被爆者協会は、会員の高齢化などを理由に、来年3月で解散することが決まっています。

課題は、被爆者の体験をどのように次の世代に引き継いでいくかです。



被爆2世 川去裕子さん
「まだまだこれからも被爆の実相を知らせて、核兵器と人類は共存できないんだと。核兵器なくすしかないんだということを一緒に作るのが大事」



北海道被爆者協会の活動は来年度から被爆者や被爆2世で新たにつくる北海道被爆者連絡センターに引き継がれる予定です。



北海道被爆者協会 廣田凱則 会長
「最終目的はやっぱり核兵器をなくすということ、廃絶ということ」

ノーベル平和賞の授賞式は、日本時間の10日夜にノルウェーで行われます。

北海道ニュース24