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水田ではなく“畑”でコメ作り 北海道網走市の『陸稲栽培』に農業賞 「安定的な食料米確保のための新たな技術」と評価

2025年03月07日(金) 17時49分 更新

コメ不足の解決へ。北海道網走市では、水田ではなく“畑”でコメ作りをする農家の挑戦に、注目が集まっています。

北海道農業の支援事業などを行うHAL財団から、栄誉ある『農業賞』が贈られたのは、網走市の農家・福田稔さんです。





年間平均気温が低いため、コメづくりには適さないとされていた網走市で、福田さんは7年前から種もみを畑に直播きする『陸稲栽培』を行い『ななつぼし』を作っています。



傾斜地のため、水を引くのが難しく、陸稲栽培を選ぶしかなかった福田さんでしたが、乾燥地でもコメが作れるこの方法は、いま世界でも注目。



今回の受賞理由も「安定的な食料米確保のための新たな技術」と評価されました。

福田農場 福田稔さん
「一番の目標は学校給食。通年でのコメの提供なので、まずそこを実現させたい」



コメの安定供給が課題となる中、『陸稲栽培』が新たな道を切り開くことが期待されています。

北海道ニュース24