ニセコに最新式ゴンドラ登場!全キャビンにWi‐Fi設備 輸送力50%以上アップし、スキー場の混雑緩和へ
2024年11月29日(金) 17時37分 更新
まもなくオープンを迎えるニセコのスキー場で、最新式のゴンドラが運行を開始します。
11月29日、ニセコ東急グラン・ヒラフでお披露目されたのは、約40億円をかけて完成した10人乗りの『エースゴンドラ』です。
キャビン内のシートはヒーター付きで暖かく、ニセコエリアでは初めてキャビン内でWi‐Fiが利用できるようになりました。
運転速度は、従来の約1.5倍。7分かかっていた山頂駅までの道のりも2分短縮されます。
また、1時間あたりの輸送量も、これまでの約1,800人から約2,800人に大幅アップ。
ハイシーズンでも混雑の緩和につながることが期待されます。
東急不動産 開発企画グループ 野末貴史課長
「チェアスキーヤーや障がい者も楽しんでもらいたい。観光ゴンドラと同じで、雪景色やレストランなどを楽しんでもらって、夏もお客さまが広がっていければいい」
インバウンドがV字回復するニセコエリアで、スキー場を支えるゴンドラが、より快適に生まれ変わります。
一方、これから本格的なスキーシーズンを迎える中で、リフト料金が値上げしています。
例えば、ニセコがある後志地方のスキー場の現地で、1日リフト券を購入した場合の料金と、その値上げ額です。
・キロロリゾート 1日券 8,000円(昨冬比 +600円)
・ニセコ東急グラン・ヒラフ 1日券 9,500円(昨年比 +1,700円)
・ルスツリゾート 1日券 14,500円(昨冬比 +3,000円)
燃料費や人件費の高騰が影響しているとのことです。
そんな中、国内の客離れを防ごうというこんな取り組みがあります。
・キロロリゾート 道内在住者「道民割」 1日券 5,000円(ネット購入)
・ニセコ東急グラン・ヒラフ 倶知安町民「ローカル割」 1日券が4割引
・ルスツリゾート 留寿都村内の小中学生 シーズン券 5,000円
観光客の方も、地元の方も楽しめる環境づくりに期待が高まります。