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人手不足が深刻な介護業界 “未来の担い手”に介護の魅力伝えるイベント 小学生が泊まり込みで介護体験 北海道富良野市
2024年09月24日(火) 20時53分 更新
人手不足に悩む北海道富良野市の介護施設で、人材確保に向けた介護の体験イベントが開かれました。
参加したのは、小学生です。
子どもたちの元気な声が響く、富良野市の介護施設。
札幌市や富良野市などの小学4年生から6年生、合わせて14人が泊まり込みで高齢者の介護を体験しました。
この日、習ったのは、介護の時に体にかかる負担を軽くできる「楽わざ」です。
さらに、こんなゲームも…。
手作りのカプセルトイです。
入っていた紙に書かれていたのは…、入居者の名前と課題の「お仕事」です。
入居者を探して施設の中を歩き回る子どもたち。
小学生
「あいこさんですか?」
探していた入居者を見つけて、お茶を渡すことができました。
入居者
「ぬるくてちょうどいい」
参加した男児
「感謝されてとてもいい気持ちになったというか、すごい楽しかったです」
泊りがけで行う小学生向けの体験イベントは初めての試みです。
その狙いは…。
すまいるふらの 大西三奈子代表
「将来に向けては1人でも2人でも福祉に興味を持っていただける人、そういう人を輩出していきたいと思った。昨年、人材が本当に不足して事業所を1か所閉鎖せざるをえなかった」
こちらは北海道内の介護職員の数の推計です。
2026年には、約11万4000人必要となる見通しですが、2022年まで10万人前後と横ばいが続いています。
施設で働く職員は。
施設の介護職員
「一人一人の人生に寄り添えるということは、私はとてもすばらしい仕事というか、やりがいのあるいい仕事だと思うので、大変だとかつらいとかいう以外の部分をもっと知ってほしい」
マッサージをしたり一緒に体操したりして、入居者と触れ合った子どもたち。
参加した女児
「みんな優しいからとっても楽しかったです」
将来、地域の介護の大切な担い手になるかもしれません。