札幌の市電が1割減便へ 休日出勤などで退職者相次ぎ、運転士が10人不足…4月以降は給与1割ベアで待遇改善図る
2025年03月21日(金) 16時12分 更新
札幌市の市電で、5月から平日の1日の運行便数が約1割減ることになりました。
理由は運転士不足です。
市電を運営する札幌市交通事業振興公社は21日、5月から平日の1日の運行便数が20便ほど減ると発表しました。
人手不足による休日出勤などを理由に退職者が相次ぎ、運転士の数が定員から10人不足しているためで、市電が1927年に市営化されてから、人手不足を理由に減便するのは初めてです。
札幌市交通事業振興公社 平田俊之 路面電車部長
「運転士の負担の長期化は、安全輸送を確保するためにも当然好ましくない」
公社は4月から給与を約1割ベースアップさせるなど、待遇の改善などで人員確保に努めたい考えです。