JR宗谷線・脱線事故 運輸安全委員会が現地で盛り土の崩落状況を調査…復旧には1週間以上で旭川~稚内間に代行バス運転
2025年04月09日(水) 16時42分 更新
北海道北部の中川町のJR宗谷線で普通列車が脱線した事故。9日、現場では国の運輸安全委員会が詳しい原因調査を行いました。
那珂英一カメラマン(9日午前9
「運輸安全委員会の鉄道事故調査官が到着しました」
この事故は、8日午前6時40分ごろ、JR宗谷線の天塩中川駅と問寒別駅の間で、音威子府発稚内行きの1両編成の普通列車が脱線したものです。
国の運輸安全委員会は調査官2人を派遣し、9日午前9時半ごろから現場や車両などの事故原因の調査を行いました。
運輸安全委員会 西本正人鉄道事故調査官
「(列車の)脱線の状況と盛り土が崩れているので、その状況を調べました」
JR北海道は、線路を支える盛り土に雪どけ水がしみこんで崩れたとの見方を示し、復旧には1週間以上かかるとしています。
このため、旭川駅と稚内駅の間で、9日から1日2往復の代行バスの運転が行われています。
豊富町へ向かう人
「代行バスが出たから幸いです」
運輸安全委員会による現地調査は、昼すぎで終了し、今後は運転士への聞き取りのうえ詳しい原因をとりまとめる予定です。