燃料足りず…新千歳空港に緊急着陸のJAL機 燃料の積載量を機長らが誤認識 国の運輸安全委が結論
2025年03月27日(木) 12時53分 更新
2023年函館行きの日航機が、新千歳空港に緊急着陸した重大インシデントで、国の運輸安全委員会は機長らが燃料の積載量を誤って認識していたことが原因だったと結論づけました。
2023年7月羽田発、函館行きの日本航空585便は、函館空港で2度着陸を試みるも、視界不良のため目的地を新千歳空港に変更しました。
その途中で残りの燃料が規定を下回ったため、新千歳空港に緊急着陸しました。
けが人はいませんでした。
運輸安全委員会は、27日公表した調査報告書で、新千歳空港までの燃料が飛行距離の短いルートで算定されていたにもかかわらず、機長らは遠回りのルートで着陸できると誤って認識していたことが原因だと指摘しました。
委員会は、燃料の算定方法を乗務員へ再度周知することが必要だとしています。