右折禁止違反をきっかけに酒気帯び発覚、基準値3倍超…忘年会帰りの20代男性消防士を停職3か月懲戒処分 北海道七飯消防署
2025年01月30日(木) 16時29分 更新
去年12月、北海道函館市で酒気帯び運転で摘発された男性消防士について、南渡島消防事務組合消防本部は30日、停職3か月の懲戒処分としました。
懲戒処分を受けたのは、七飯消防署の20代の男性消防士です。
消防本部によりますと、男性消防士は、去年12月14日、函館市内で職場の忘年会に参加した後、飲食店3軒をはしごし、15日未明に車で帰宅途中に右折禁止違反をし、パトカーに呼び止められました。
その際、呼気から基準値の3倍以上のアルコールが検出され酒気帯び運転で摘発されました。
男性消防士は当初、運転代行を使って帰宅する予定だったため、自家用車で忘年会の会場に乗りつけて、コインパーキングに駐車。
最後の店を出た後、駐車していた車内で1時間ほど休憩していたということです。
男性消防士は、消防本部の聴き取りに対し「正常な判断ができなくなっていた。普段から注意喚起されているのに公務員としての自覚が足りなかった」と話しているということです。
男性消防士は、函館簡易裁判所に30万7000円の罰金を支払い1月30日付で停職3か月の処分となりました。
南渡島消防事務組合消防本部は「飲酒運転根絶に向けて道民一丸となっているこの時期に、当組合の消防士がこのような事件を起こし大変申し訳なく、心からお詫び申し上げる」とコメントしています。