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北海道函館市の名店「五島軒」の“ワケアリ”スイーツ お菓子の切れ端やクリームがたっぷりで1個300円 フードロスが半減

2024年10月22日(火) 17時55分 更新

 小さくカットされた焼き菓子と、クリームやジャムがたっぷり入ったカップのスイーツです。
こちらのスイーツを作っているのは北海道函館市の老舗、五島軒です。実はこちらのスイーツ、材料にあるヒミツが…。



北海道北斗市内の工場では、名物のアップルパイをはじめ約200種類のスイーツを作っています。

そうなると出てくるのが「クラム」と呼ばれる切れ端です。



五島軒ではこうした「クラム」や形が崩れてしまった「ワケあり品」に着目。

クリームやジャムと詰め合わせ、「クラムカップ」として販売しているのです。



五島軒 石塚啓介工場長
「もったいない。手塩にかけて育てた商品なので。少しでもお客さまに食べていただければ」



藤田忠士記者
「持った感じはずっしりと重くて、これだけでもお得です。(試食して…)チョコレートの苦みと生クリームがあっておいしいです」



「クラムカップ」は北斗市の工場にある直売所「クラムプラス」での限定販売です。

ほかにも焼き色が濃すぎたというだけで、アップルパイが安売りされています。




「五島軒のお菓子は昔からおいしいと思ってる。少しでも安く食べられるのでお得」



クラムプラス 佐藤礼美店長
「食品ロスを減らす。地域の皆さまに買ってもらえるお店」



五島軒では「ワケあり品」の有効活用で、年間1万トンあったフードロスが半分に減ったということです。

北海道ニュース24