自動車販売店にドア破壊し侵入 エンジンキーを取り出し約300万円の乗用車に乗って逃走 52歳の男「足として車を使いたかった」
2025年03月27日(木) 11時33分 更新

25日夕方から26日未明にかけて、札幌市東区の自動車販売店に侵入し、保管していたエンジンキーを使って乗用車を盗んだとして52歳の男が逮捕されました。
建造物侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定の無職、河原井勝容疑者52歳です。
河原井容疑者は、25日午後5時半ごろから26日午前4時ごろまでの間に、札幌市東区の自動車販売店の事務所にドアガラスを破壊して侵入しました。
そして事務所に保管していたエンジンキー2本(時価約2万円)を盗み、その内1本を使って、商品の中古車でワンボックスタイプの乗用車1台(時価約275万円)に乗って盗んだ疑いが持たれています。
被害を受けた店から「出入口ドアが破壊され事務所内に物色がある」と通報を受けた警察が、防犯カメラなどの捜査から河原井容疑者を割り出し、26日深夜、逮捕しました。
盗まれた乗用車も発見されていますが、発見された場所について警察は明らかにしていません。
取り調べに対し、河原井容疑者は「足として車を使いたかった」と話し、容疑を認めているということです。
河原井容疑者は、事件の数日前にそれまで住んでいた家を出ていて、居住先を転々としていたということです。
また、河原井容疑者は車を盗んだ現場から1キロほど離れたそば店「ゆで太郎」で、26日に起きた窃盗事件への関与もほのめかしていて、 警察が裏づけ捜査を進めています。