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体長8メートル『むかわ竜』が全身レプリカでよみがえる…化石を眺めながら「いい湯だな」温浴カフェも隣接 北海道むかわ町に新たな博物館誕生へ

2024年07月19日(金) 19時12分 更新

むかわ竜の化石が見つかった北海道むかわ町で、新たな博物館が誕生します。その展示内容が、18日明らかになりました。

むかわ町穂別では21年前に、新種の恐竜「むかわ竜」の全身骨格の8割が見つかるという世紀の大発見がありました。



しかし今の穂別博物館はスペースが狭いため、むかわ竜の実物の化石は尾と大腿骨の部分だけ、レプリカの全身骨格は尾を外して展示しています。



むかわ竜の魅力を余すことなく紹介できる新たな博物館を造ろうと、2018年にプロジェクトがスタート。



18日行われた町民説明会で、展示内容などの実施設計が発表されました。



博物館のテーマは「歴史をつなぎ、いのちをつむぐ地球物語」。



展示の目玉、むかわ竜の実物の化石は、海底に横たわったイメージでガラス張りの床の下に並べられ、その上を歩きながらじっくり見ることができます。



もちろん、むかわ竜のレプリカは尾を含めて展示され体長8メートルの姿がよみがえります。

さらに、同じ時代を生きたティラノサウルスのレプリカも展示され、7000万年前の恐竜の世界を知ることができます。



むかわ町民
「世界に誇る博物館という目指す方向性の中で、もっと(むかわ竜の)大事さとか素敵さを知るきっかけになれば」

また、博物館の隣にできる温浴カフェでは、穂別で発掘されたアンモナイトの化石を眺めながら温泉に入ることができます。



新たな博物館は再来年の春に完成。

温浴カフェはひと足早く来年春にオープンの予定です。