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SNSで知り合った17歳女子高校生と20歳女子大学生を練炭を使い…自殺ほう助の罪で25歳の女を起訴 札幌地検

2024年07月11日(木) 21時54分 更新

送検される井上沙織被告(3月)
送検される井上沙織被告(3月)

今年3月、北海道江別市の駐車場に停めた車の中で女性2人が焼死した事件で、札幌地検は11日、25歳の女を女性2人の自殺をほう助した罪で起訴しました。

起訴されたのは、寿都町の無職、井上沙織被告25歳です。

井上被告は、3月17日から18日の間、SNSで知り合った女性2人を江別市の駐車場の車の中で焼死させたとして、自殺ほう助の罪に問われています。

起訴状によりますと、井上被告は女性2人とともに自殺しようと考え、3月に七輪と練炭などを購入。

その後、江別市の駐車場で、練炭を入れた七輪を車内に置き、愛知県の17歳の女子高校生と和歌山県の20歳の女子大学生を一酸化炭素中毒によって死亡させようとしましたが、練炭の火が車に燃え移り、2人を焼死させたということです。

焼けた車が発見された時、井上被告は車のそばでうずくまっているのが見つかっていました。

井上被告は、殺人容疑で逮捕・送検され、警察の調べに対し「事実は全く違います。3人で練炭自殺することを計画していました」と、容疑を否認していました。

札幌地検は、井上被告を3か月間、鑑定留置して刑事責任能力を調べ、刑事責任を問えると判断し、自殺ほう助の罪を適用しました。

札幌地検は、井上被告の認否を明らかにしていません。