「金が欲しかったので、まぁいいか」闇バイトにはまった24歳タクシー運転手が勤務中に実行役を“迎車”で送迎、犯行前に下見も「短時間・短距離がいいと思って」
2024年11月25日(月) 17時06分 更新
高額な報酬と引き換えに若者を犯罪に引き込む「闇バイト」。札幌市で逮捕された男の供述から軽い気持ちで引き受けると、次々と仕事を振られる恐ろしさが見えてきます。
10月、札幌市南区の空き家から指輪を盗んだ疑いで実行役の鈴木陸容疑者25歳とともに逮捕された運転手役の三田兼輔容疑者24歳。
「闇バイト」に手を染めた理由をこう話します。
タクシー運転手 三田兼輔 容疑者(24)
「受け子や出し子は捕まるリスクが高いので、短時間・短距離で人を運ぶ仕事がいいと思って闇バイトをやった」
タクシー運転手の三田容疑者は、勤務時間に闇バイトに及んでいました。
タクシー運転手 三田兼輔 容疑者(24)
「運搬役の闇バイトをしている間は、他のお客さんを乗せることができないので、実行役を乗せた時はタクシーの表示を『迎車』にしていた」
そして、運転手以上の役割も。
タクシー運転手 三田兼輔 容疑者(24)
「家に行き、電気がついているか確認した」
「下見も闇バイトの一環なので犯罪になるかと思ったが、金が欲しかったので、まぁいいかと軽く考えた」
また、指示役からの命令でハンマーを買うための2000円を実行役の口座に振り込んでいたほか、実行役が奪った現金の回収も指示されていました。
安易な判断で深みにはまる闇バイト。
警察が実態解明を進めています。
実態解明を進めている札幌南警察署