家族の世話や介護をする“ケアラー”への理解と支援に向けて「出張講座」のキャラバン始まる　支援人材や相談窓口の不足を補うため北海道内23市町村で開催

2024年08月13日(火) 19時51分 更新

　家族の世話や介護をする「ケアラー」への理解を深めてもらおうと、北海道内を巡回する“出張講座”が始まりました。

北海道ケアラーズ 加藤高一郎代表理事
「相談したって、多分変わらないと思うから相談しない」

“全道ケアラーキャラバン”は、日常的に家族の世話や介護をする“ケアラー”について理解を深めてもらおうと、北海道内のケアラー支援団体が企画したものです。

道の調査では、道内の支援人材や相談窓口が足りないことが課題となっていて、年末までに23の市町村で講座開き、参加や協力を呼びかけます。

参加した恵庭市民
「自分が“ヤングケアラー”だっていうのが、声を出しづらいっていうのは、自分も経験してるから、私たちもどんどん声をあげていく必要がある」

支援団体では、18歳未満の“ケアラー＝ヤングケアラー”への支援体制を広げるため「ケアラ募金」も呼びかけています。